日本は地震大国であり、家具や家電だけでなく、ピアノの転倒・移動も大きなリスクになります。
特に、アップライトピアノやグランドピアノは重量があり、転倒すると重大な事故につながる可能性があります。
本記事では、地震時のピアノの危険性と対策の必要性について詳しく解説し、安全に保つ方法を紹介します。
アップライトピアノとグランドピアノ、どちらが地震で動きやすい?
アップライトピアノは縦に長い形状のため重心が高く、地震の揺れによって転倒するリスクが高いです。
一方で、グランドピアノはアップライトピアノよりも低重心で、転倒のリスクは低いですが、大きな揺れで移動したり、足が折れる可能性があります。
実際に、震度7の地震でグランドピアノの足が折れたケースや、ピアノが庭に飛び出したという報告もあります。
ピアノは非常に重量があるため、地震の際は特に注意が必要です。
揺れを感じたら、すぐにピアノから離れ、安全な場所へ避難してください。
特にグランドピアノの下には絶対に入らないようにしましょう。
もちろんアップライトピアノの下にもはいらないように。
それぞれのピアノの地震時の挙動を理解し、適切な対策を講じることで、安全を確保することが重要です。
ピアノの地震対策方法とは?
一般的なピアノの耐震対策には以下のような方法があります。
電子ピアノの地震対策と固定方法
電子ピアノは一般的なピアノよりも軽量であるため、地震時に揺れやすい特徴があります。
対策として、以下の方法を検討しましょう。
主要メーカーのピアノ地震対策(カワイ・島村楽器など)
ピアノメーカーごとに、独自の耐震対策が提案されています。
各メーカーの対策グッズを活用し、より安全な環境を整えましょう。
ピアノが倒れたときの危険性(下敷きになるリスク)
地震でピアノが倒れた場合、ピアノは非常に重たい重量物なので、下敷きになり命の危険リスクがあります。
特に、ピアノの近くに寝る、くつろぐ場所がある場合は注意が必要です。
以下のポイントを意識しましょう。
揺れを感じたら「急いでピアノから逃げてください」とのことです。KAWAIピアノSNSより
2階にピアノを置く場合の地震対策
ピアノを2階に設置する場合、以下の点に気をつける必要があります。
余談、ピアノを弾くとなぜ落ち着くのか?
地震の不安やストレスを軽減する方法として、ピアノを弾くことが有効です。
地震対策だけでなく、ピアノを演奏することで心の安定を図ることも大切です。
まとめ
ピアノの地震対策は、転倒防止・移動防止・下敷き防止の3つがポイントです。
アップライトピアノやグランドピアノ、電子ピアノそれぞれに適した対策を実施し、安全な環境を整えましょう。
さらに、ピアノを弾くことで地震後のストレスを和らげることもできます。
日頃からしっかりと対策を行い、安心してピアノを楽しみましょう。