太陽光発電の売電価格は上がる?2025年の見通し

太陽光発電 家づくりのヒント
画像出典:photoAC

近年、再生可能エネルギーへの関心が高まる中で、太陽光発電を導入する人も増えています。

しかし、「売電価格は年々下がっている」といった話を耳にすることも多いのではないでしょうか?

2025年以降の売電価格の動向や、太陽光発電の投資回収にかかる期間、補助金の最新情報などを詳しく解説します。

2024年度の太陽光発電の買取価格はいくら?

まずは、過去の売電価格を確認しましょう。
2024年度の固定価格買取制度(FIT)における買取価格は、住宅用(10kW未満)で16円/kWhでした。
FIT制度の買取価格は年々低下しており、以前の高額買取と比べると減少傾向にあります。
※FITの契約期間は10年です。住宅用太陽光発電(10kW未満)

2025年の太陽光の売電価格はどうなる?

2025年度の売電価格については、政府の方針や市場の動向により決定されました。
近年の傾向から考えると、残念ながらさらなる価格低下となり、電気料金の上昇や再エネ促進の動きによって、買取制度に変更がある可能性もあります。
最新の動向を注視しながら、導入のタイミングを見極めることが重要です。

2025年 太陽光発電の売電価格

区分2024年度買取価格2025年度買取価格
住宅用(10kW未満)16円/kWh15円/kWh

太陽光の売電価格はなぜ上がらないのか?

売電価格が年々下がっている理由として、以下の要因が挙げられます。

  • FIT制度の買取価格の見直し(新規契約時の価格が低下)
  • 太陽光発電の普及による市場価格の変動
  • 電力会社の買い取り負担の増加

ただし、電気料金が高騰している現在、自家消費メリットが大きくなっている点も考慮する必要があります。

過去は、高価格48円の売電だった。

2009年のFIT制度開始当初、売電価格は48円/kWh という高額でした。
しかし、現在では新規契約でこの価格を適用することはできません。
当時の契約者は10年間の買取保証があるため、契約満了まで42円/kWhで売電できますが、契約終了後は市場価格での買取となります。
契約更新後の売電価格がどのように変動するかは、引き続き注視が必要です。

太陽光発電は何年で元が取れる?

太陽光発電の投資回収期間は、以下の要因で変わります。

  • 初期投資額(設備費・工事費)
  • 売電価格
  • 電気の自家消費割合
  • 補助金の有無

一般的には 10〜15年 ほどで元が取れるとされていますが、売電価格の低下により、今後は自家消費を増やすことが重要 になってきます。

太陽光発電をやめたほうがいい理由は?

太陽光発電はメリットがある一方で、導入を見送るべきケースもあります。

  • 設置場所の日照条件が悪い(影が多いなど)
  • 初期投資の回収が難しい(売電価格の低下)
  • メンテナンス費用が予想以上にかかる
  • 設置スペースが限られている

こうしたデメリットを理解した上で、自宅の条件に合うかどうかを検討することが大切です。

将来的に売電価格はどうなる?

今後の売電価格については、以下の要素が影響すると考えられます。

  • FIT制度の終了とFIP制度への移行
  • 電気料金の変動(市場価格の影響)
  • 再エネ関連政策の変更

売電収入を目的にするのではなく、電気代の削減を重視する「自家消費型」の運用が主流になっていくでしょう。

太陽光補助金はいつまで?

太陽光発電の導入を支援する補助金制度は自治体ごとに異なり、期限も設けられています。
国や地方自治体の補助金を活用すれば、導入コストを抑えることが可能 なので、最新の補助金情報を確認し、期限内に申請することが重要です。

【まとめ】太陽光発電の売電価格は下がるが、自家消費の価値は上がる

2024年以降の太陽光発電の売電価格は、引き続き低下が予想されます。
しかし、電気料金の上昇が続く中、自家消費のメリットが増大 しています。

これからの太陽光発電は、「売電収入を目的とする」よりも「電気代を削減する手段」として考えるのが賢明です。

例えばどうでしょうか、家の断熱性能を高めるというものです。

導入を検討する際は、最新の売電価格・補助金情報をチェックし、自宅の条件に合ったプランを選びましょう!

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注文住宅新築の経験をもとに、お家づくりのヒントと、生活のヒントについて雑学もまじえ配信します。
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