玄関の広さの平均は?

玄関の広さ 家づくりのヒント
画像出典:photoAC

玄関は家の「顔」ともいえる重要なスペースです。
広すぎると無駄な空間になり、狭すぎると使い勝手が悪くなります。
では、一般的な玄関の広さや寸法はどのくらいなのでしょうか?
この記事では、玄関の広さの平均や必要なスペースについて詳しく解説します。

この記事のポイント
  • 玄関に必要な広さ
  • 玄関に必要なスペースとは?
  • 玄関からリビングへ直でつながる設計
  • 玄関の広さで失敗しないためのポイント
  • 3畳の玄関の間取り例

玄関の広さは何畳が一般的?

一般的な戸建て住宅の玄関の広さは1.5畳(0.75坪)~2畳(1坪)が標準とされています。
プラス、玄関ホールが1畳(0.5坪)~2畳(1坪)が必要と考えられます。

ただし、広めの玄関を希望する場合は、玄関土間で3畳(1.5坪)以上を確保するケースも増えています。

玄関の幅は何センチが標準?

玄関の幅は 1200mm~1800mm が一般的です。
これにより、靴を履いたり脱いだりする際に十分なスペースが確保されます。

最低限の寸法とは?

最小限の玄関スペースとして、1畳(0.5坪・約910mm×1820mm) でも設計は可能です。
ただし、実際の使い勝手を考えると 1.5畳(0.75坪・約1370mm×1820mm) 以上が推奨されます。

2畳は狭い?

2畳(1坪)の玄関は一般的なサイズですが、広くはありません。
土間部分のみのサイズです。

  • 家族が多い場合は狭く感じることがある
  • 収納を多く設けるとさらに圧迫感が出る
  • ゆとりを持たせるなら 2.5畳(1.25坪)~3畳(1.5坪) がおすすめ

玄関幅 1365mm は狭い?

1365mm(約1.3m) の玄関幅は ややコンパクトですが、一人ずつ通るには問題ありません。
来客が多い家庭やベビーカー・車椅子の利用を考えると、もう少し広めの1500mm以上を確保すると快適です。

参考:マンションの玄関寸法の目安

ちなみに、マンションの玄関は900mm~1200mmの幅が一般的です。
限られたスペースを有効活用するために、以下の工夫が施されてます。

  • 壁面収納を活用する
  • 玄関鏡を設置して広く見せる
  • 省スペースのシューズラックを使う

玄関の土間はどれくらいの広さが必要?

先にも記載しました通り、一戸建ての場合、玄関の土間は1.5畳(0.75坪)~2畳(1坪)が標準とされています。
土間を広く取ると以下のメリットがあります。

  • 自転車やベビーカーを収納できる
  • 靴を脱ぎ履きするスペースが広くなる
  • 雨の日に傘を乾かすスペースとしても使える

玄関のドアサイズと広さの関係

玄関ドアの一般的なサイズは幅800mm~900mmですが、引き戸や両開きドアを選ぶと開口部を広く確保できます。
広めのドアを選ぶと、荷物の搬入や出入りがスムーズになります。

玄関幅1820mmの使い勝手

1820mm(約1.8m)の幅がある玄関は、標準的な2畳(1坪)のサイズで、広々として使い勝手が良いです。
そこから別途玄関ホールが必要になってきます。

  • 家族が同時に靴を履くことができる
  • 来客時に余裕のある空間を確保できる
  • ベビーカーや大きな荷物の出し入れもスムーズ

玄関に必要なスペースとは?

玄関の使い勝手を考えると、以下の要素を考慮する必要があります。

  • ドアの開閉スペース(スムーズな出入りのために十分な余裕が必要)
  • 靴の収納スペース(シューズボックスや下駄箱の配置)
  • ベンチや手すりの設置(座って靴を履く場合など)

玄関からリビングへ直でつながる設計

近年では、玄関の土間+玄関ホールという組み合わせではなく、玄関からすぐにリビングという設計も珍しくありません。
その場合は、玄関土間と、リビングの間に仕切り戸を設けるなどして、玄関からの目線をはぶきます。

玄関の広さで失敗しないためのポイント

  • 家族構成を考慮する(人数が多いなら広めに)
  • 収納スペースをしっかり確保(靴や傘、コート類の収納)
  • ドアの開閉方向を確認(スムーズな動線を確保)
  • 将来の使い方を想定(車椅子や介護が必要になる可能性も)

3畳の玄関の間取り例

3畳(1.5坪)〜4畳(2坪)の玄関土間があると、

  • 大きめのシューズクローゼットが設置可能
  • 来客時にゆとりを持って対応できる
  • インテリアや飾り棚を楽しむ余裕がある

まとめ

玄関土間の広さは1.5畳(0.75坪)~2畳(1坪)が一般的 ですが、家族構成やライフスタイルによって適切なサイズは異なります。
収納や動線を考慮しながら、使いやすい玄関づくりを目指しましょう。

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注文住宅新築の経験をもとに、お家づくりのヒントと、生活のヒントについて雑学もまじえ配信します。
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