ガルバリウムは、磁石つく? タープは付くのか!?耐久性や活用法も紹介

ガルバリウム磁石 家づくりのヒント

導入文

ガルバリウム鋼板は、外壁や屋根材として人気の高い金属素材です。

その理由は、錆びにくく軽量でありながら高い耐久性を誇るため。

「ガルバリウムは磁石につくの?」「何年くらいもつの?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

特に、外壁にタープなど何かを取り付ける際、磁石が使えるかどうかは気になるポイントです。

この記事では、ガルバリウムの磁性(磁石がつくのか)、耐久性、活用法について解説します。

ガルバリウムは磁石がくっつく?

ガルバリウム鋼板は、鉄を主成分とし、アルミニウム・亜鉛・シリコンの合金メッキを施した金属素材です。

そのため、「金属か?」と聞かれれば間違いなく金属です。

では、磁石はつくのでしょうか?

答えは「基本的にはつく」です。

なぜなら、鉄が主成分だからです。

ただし、表面にアルミや亜鉛のメッキがあるため、普通の鉄よりは磁石の付き方が弱いことがあります。
強力なネオジム磁石などを使えば、しっかりと吸着するケースが多いです。

ガルバリウム鋼板の特徴と見分け方

ガルバリウム鋼板は、普通のトタン(亜鉛メッキ鋼板)やステンレスと混同されることがあるため、見分け方を知っておくと便利です。

ガルバリウム鋼板の見分け方

  • 色合い:トタンは銀色に近いが、ガルバリウムはややマットで落ち着いた色。
  • 表面の質感:ガルバリウムはざらつきがあり、ツルツルではない。
  • 磁石テスト:ステンレスと違い、磁石がある程度くっつく。

ガルバリウムの弱点とは?耐久性や寿命について

ガルバリウムは優れた耐久性を誇りますが、いくつかの弱点もあります。

ガルバリウムの主な弱点

  1. 塩害に弱い → 海沿いの地域では錆びやすくなる。
  2. キズに弱い → 傷がつくと、その部分から錆びる可能性がある。
  3. 経年劣化で表面が劣化する → 特に20年以上経過すると、劣化が進むことがある。

つまり、メンテナンスを怠ると、寿命を縮めてしまう可能性があるのです。

ガルバリウムは何年もつ?20年後の状態を解説

一般的に、ガルバリウム鋼板の耐用年数は25~30年程度と言われています。
しかし、これは使用環境やメンテナンス状況によって大きく変わります。

20年後のガルバリウム鋼板の状態

  • 定期的にメンテナンスをしている場合 → 多少の色あせや小さな傷はあるが、機能的には問題なし。
  • メンテナンスをしていない場合 → 錆びが進行し、一部が腐食している可能性あり。

特に、屋根に使用している場合は紫外線や雨の影響を受けやすいため、劣化が早まることがあります。定期的にチェックすることが重要です。
定期的なメンテナンスとは、水洗いです。

ガルバリウムと磁石|タープやサンシェードは取り付けられる?

タープやサンシェードをガルバリウム外壁に取り付けたい場合、磁石のフックを用いることで、取り付け可能です。

おすすめの取り付け方法

  • マグネットフックを使用(軽量のものに限る)

その他の取り付け方法

  • 吸盤式フックを利用(フラットな面なら対応可能)
  • 専用の金具でネジ止め(しっかり固定するならこれが最適)

特に、強風時のことを考えると、ネジ止めが最も安全な方法かもしれません。
しかし、あけた穴はしっかりと防水対策をしましょう。

ガルバリウム外壁に防犯カメラを取り付ける方法

ガルバリウム外壁に防犯カメラを設置する場合、磁石で固定する方法は難しいため、基本的にはネジ止めが必要になります。

設置方法の選択肢

  • ビスやアンカーを使う → 最も確実な方法。
    防水処理をしっかり行うことが大切。
  • 強力な粘着テープを使用 → 穴を開けずに済むが、耐久性には注意。
  • マグネット式の取り付け器具を使う → ある程度の吸着力はあるが、強風時などに落ちるリスクあり。

外壁のメンテナンスを考慮すると、ビス止め+防水処理がベストな方法といえます。

ガルバリウム以外の金属サイディングは磁石につくのか?

ガルバリウム以外にも金属サイディングはありますが、磁石がつくかどうかは素材によって異なります。

磁石がつくかどうかの比較

  • ガルバリウム鋼板 → つく(弱め)
  • トタン(亜鉛メッキ鋼板) → つく
  • アルミサイディング → つかない
  • ステンレスサイディング → つかない(種類による)

磁石を使って何かを取り付けたい場合は、事前に確認することが大切です。

まとめ

ガルバリウム鋼板は金属であり、磁石もある程度くっつくものの、トタンなどと比べると吸着力は弱めです。
また、耐久性は高いですが、塩害や傷に弱いため、定期的なメンテナンスが必要です。

タープやサンシェード、防犯カメラなどを取り付ける際は、磁石だけでは不十分な場合が多い ため、ビス止めや専用金具を使うのが最適です。

これからガルバリウムを採用する人や、取り付け方法に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください!

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注文住宅新築の経験をもとに、お家づくりのヒントと、生活のヒントについて雑学もまじえ配信します。
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