土地探し、1ヶ月。

土地探し 家づくりのヒント
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住宅を建てるために、土地を持っていない場合は土地を探さなければなりません。

土地を探しはじめ、1ヶ月で、理想の土地に巡り会えるのはまず無理だと思います。

土地探しのための基本をまずはお伝えします。

この記事のポイント
  • 土地探し始める時期と期間
  • 分譲地と宅地(単独地)、のメリット・デメリット
  • 家を建てる区画は「角地」と「中地」どちらがいい?
  • 分譲地と造成地の違い
  • 買わない方がいい土地の特徴

土地はいつから探せばいいですか?

家を建てるためには、まず土地を見つける必要がありますが、「いつから探し始めるべきか」と悩む方も多いでしょう。

結論から言うと、家を建てる1年ほど前から探し始めるのが理想的です。

土地探しには時間がかかることが多く、焦って決めると希望の条件に合わない土地を選んでしまう可能性があります。

特に人気エリアでは競争が激しいため、早めの行動が大切です。

私も、土地探しには1年はかかりました。

土地探しにはどれくらいの期間がかかる?

一般的に、土地探しには3ヶ月〜半年ほどかかることが多いですが、希望条件やエリアによっては1年以上かかることもあります。

土地探しの流れは以下のようになります。

  1. 希望条件の整理(1〜2週間)
    • 予算、エリア、広さ、日当たりなどを決める
  2. 情報収集・現地見学(2〜5ヶ月)
    • 不動産サイトや不動産会社を活用し、実際に足を運んで確認
  3. 購入手続き(1〜2ヶ月)
    • 契約や住宅ローンの審査、引き渡しなどを進める

時間に余裕を持って計画を立てましょう。

分譲地と宅地(単独地)、どちらがよい?

土地には、分譲地(開発された土地)宅地(単独の土地)の2種類があります。
それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

分譲地のメリット・デメリット

メリット

  • インフラ(上下水道・ガス・電気)が整っている
  • 近隣に新しい家が多く、統一感のある街並み
  • 建築条件付きの場合、家のプランも決めやすい

デメリット

  • 人気の区画はすぐに売れてしまう
  • 隣の家との距離が近いことが多い

宅地(単独地)のメリット・デメリット

メリット

  • 建築条件付きがなく、自由に設計できる
  • 広い土地が見つかる可能性がある

デメリット

  • インフラの整備が必要な場合がある
  • 整地や造成に費用がかかることも
  • 昔から住んでいるご近所の方との付き合いが負担に感じることがある

家のプランや予算、将来の展望に応じて、どちらが良いか判断しましょう。

家を建てる区画は「角地」と「中地」どちらがいい?

土地の位置によっても住みやすさは変わりますので「角地」と「中地」の違いを比較してみましょう。

「中地」は、両サイドに家がある土地です。

「角地」で人気が高いのは、南側、東側が道路の南東角地です。
そのため、分譲地では、土地の価格が割高に設定される場合が多いです。

角地のメリット・デメリット

角地
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メリット

  • 2方向に道路があるため開放感がある
  • 採光や風通しが良い、特に南東角地
  • 駐車スペースの配置がしやすい

デメリット

  • 道路に面する部分が多いため、プライバシー対策が必要
  • 固定資産税が高め

中地のメリット・デメリット

中地
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メリット

  • 道路に面する部分が少ないため、静かで落ち着く
  • 価格が比較的安い
  • 子供が道路へ飛び出すリスクが角地よりも軽減される可能性がある

デメリット

  • 採光や風通しが制限される
  • 駐車場の配置によっては使い勝手が悪くなることも
  • 両サイドの家の視線が気になる

家の間取りや周囲の環境を考慮して選ぶことが大切です。

分譲地と造成地の違いは何ですか?

造成地とは、住宅建設のために整備された土地のことです。

もともと山林や田畑など宅地ではなかった場所に、盛土・切土・埋立・地盤改良といった土木工事を施し、建築可能な状態にした土地を指します。

いわば人工的に造成された住宅用地です。宅地でも分譲地でも当てはまります。

買わない方がいい土地の特徴

どんなに条件が良くても、購入を避けたほうがよい土地もあります。

要注意な土地の特徴

  • 地盤が弱い土地(過去に水害や地盤沈下の履歴がある)
  • 周辺環境が悪い(騒音・治安の悪さ・近隣トラブルの多発エリア)
  • 変形地や極端に狭い土地(建築の自由度が低く、使い勝手が悪い)
  • 再建築不可の土地(法律上、建て替えができない)

購入前にしっかりと確認し、専門家にも相談しましょう。

まとめ:運命の土地を見つけるために

土地探しは、焦らず慎重に進めることが大切です。

土地探しのポイント

  1. 早めに探し始める(1年前からが理想)
  2. 希望条件を整理し、妥協点を決める
  3. 分譲地と宅地の違いを理解する
  4. 角地か中地か、立地条件を検討する
  5. 買わない方がいい土地の特徴を知る

すべての条件が完璧な土地はなかなか見つかりませんが、「ここなら満足できる!」と思える土地に出会えたら、それがあなたにとっての“運命の土地”かもしれません。

時間をかけて、納得のいく選択をしましょう。

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注文住宅新築の経験をもとに、お家づくりのヒントと、生活のヒントについて雑学もまじえ配信します。
どうぞよろしくお願い致します。

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